認知症予防のために介護にできること

認知症とは、様々な原因で脳の細胞が部分的に死滅したり、機能を失うことによって障害が起こり、精神的・肉体的に通常の日常生活をスムーズに行うことができなくなった状態を指します。最近はTVなどを通じてその存在が広く知られるようになり、今後日本が向かう高齢化社会に対して非常に関心が高まっています。そんな状況で、数年前から施策として、国が主導してこの国家的な問題に取り組む姿勢が示されています。その主題は、既に発症された方のケア体制の構築と介護予防の拡充です。しかし、ケアによる介護の負担増大を防ぐためにも、より重要なのは介護予防であり、介護士や介護の仕事に就かれている方々へも大きな期待が寄せられています。認知症の原因については、脳機能の低下や生活習慣が主な原因として挙げられてます。生活習慣を改善するには、食事・睡眠・運動・対人・知的活動が含まれ、ポリフェノールやDHAなど効果のある成分を多く含んだ食材を積極的に取り入れたり、興味のある分野の話題で会話をしたりすることが大切です。また、脳機能の低下を防ぐためにも、まずは簡単な課題でもよいので設定し、自分で計画的に問題解決するように促すことが予防につながります。認知症を完全に治療することはまだできません。しかし、その発症を遅らせたり、防ぐことは、本人の努力と周囲のサポートによって十分可能です。介護の職に従事される方は、少しでも発症のリスクを抑えることができるよう【認知症の予防を考えて】などから正しい知識を学び介護にあたることが大切です。